2018/08/15
FXで利益を出すために必要なことは、相場環境を的確に認識することです。現在の相場環境を理解せずにトレードを行っても、それは論理的に判断した売買ではなく運や勘に任せた売買です。
その方法では短期的にはわずかながら利益を出せる可能性もありますが、長期的に利益を出すことは不可能です。
相場環境を的確に認識するためには、過去の状況と現在の状況を比較する必要があります。過去の値動きを把握し、どのような推移で現在の値動きに繋がっているのかを分析するのです。
その流れを理解することによって現在の状況に至るまでの過程と今後訪れるであろう相場の状況が分かるようになり、これから先にどういった値動きをするのかということを予想できるようになります。
トレーダーが相場分析に用いるのはテクニカル分析です。多くの分析指標がありますが、相場環境を認識するために適しているのはトレンド系と呼ばれる指標で、移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドなどが多く用いられています。
どの指標も指定した時点の相場を分析することに長けているので、複数の指標を組み合わせながら分析を進めることで相場環境が認識できるのです。
FXのトレンドを相場環境から読む
FXの投資手法は大きく二つに分けることが出来ます。一つはトレンドフォローで、もう一つはカウンタートレンドです。
それぞれ日本語では順張りおよび逆張りと呼ばれていて、現在の値動きが続くと予想してエントリーするか現在の値動きが反転すると予想してエントリーするという相反する手法なのです。
どちらの手法をとるにしろ、大切なことはトレンドを読むことです。トレンドが続くのであればトレンドフォローを使い、トレンドが終わるのであればカウンタートレンドを使えば良いからです。
そして、トレンドは現在の相場環境から読むことが可能です。
トレンドを読むためにはチャートの時間足に注目します。チャートにローソク足を表示させ、その安値を線で繋ぐとトレンドラインを引くことが出来るのです。トレンドラインが長く一直線に続いている場合は大きなトレンドが生まれていて、今後も上昇基調もしくは下降基調というトレンドが続くことが予想できます。
逆に、安値を繋ぐことが難しく短いトレンドラインが何本も出来てしまう場合はトレンドがないことを示しています。この場合はエントリーを見送り、トレンドが出来るまで待つことが最善の手です。