2018/08/15
世界の為替市場を大きく分けると、オセアニア市場・アジア市場・欧州市場・ニューヨーク市場に分ける事ができます。そして、それぞれの市場の中心はシドニー・東京・ロンドン・ニューヨークとなります。
シドニー・東京市場のオープン・クローズの時間ですが、シドニーは日本時間の7時から15時、東京は9時から17時となっています。
この時間帯はニューヨークがクローズした直後ということもあって、比較的緩やかな相場になり易いのが特徴です。また、金融政策以外の経済指標やイベントが相場に影響を及ぼす事は殆どありません。
前日の欧州・ニューヨーク市場の流れを引き継ぎ易い所があり、例えば前日の相場が上昇していればそのまま上昇を続ける可能性があります。
前日の相場が急激な変動後に落ち着いたり、元々動きが無いといった場合は殆ど動きの無い相場になる傾向もあります。
相場が前日の流れを引き継いでいてトレンドが出ている場合はその流れに乗り、動きの無い閑散とした相場の時には無駄な取引を控えるのがポイントです。
特に、相場の動きが乏しい場合は動きが活発になる欧州やニューヨークがオープンするまで待つのが無難です。
FXの相場が動く時間
アジア市場がクローズすると、欧州市場がオープンします。
特にロンドン市場がオープンすると相場の取引が活発になります。ロンドンがオープンしている時間帯は日本時間の18時から2時です。
この時間帯の相場は参加者数が一気に増加するだけでなく、イギリス・EU等の注目度の高い経済指標が発表されるので荒っぽい値動きになり易いといった特徴があります。
また、大手のファンドや投機筋の仕掛けも活発になるので相場の急激な変動や反転がよく見られます。しかし、アメリカの重要な経済指標やイベントが控えていたりすると、相場が大人しくなるといった傾向もあります。
欧州市場がクローズするとニューヨーク市場がオープンします。ニューヨーク市場は世界金融の中心ですから、参加者が多く注目度が最も高い市場です。
ニューヨークがオープンしている時間帯は日本時間の23時から6時です。
アメリカ経済指標・ダウ・S&P500・米国10年債権利回り等、あらゆる要因で相場が活発に動きます。要人発言やサプライズ等で1日の動きが全て帳消しになる事も珍しくありません。
基本的にボラティリティが高いので、一度出来た流れに乗りさえすれば利益を上げ易いといった特徴があります。
欧州・ニューヨーク市場は大きな利益や損失が発生する可能性が大きい時間帯です。トレードをする際は相場の急変動による損失を発生させないように、ポジションサイズと損切りを徹底しておきましょう。
