2018/08/15
為替相場は基本的には24時間365日変動しています。外貨を買いたい人、売りたい人によって価格が決まります。売りたい人がたくさんいれば価格は下落しますし、反対に買いたい人がたくさんいれば上昇します。うまく利益を出すためにはどのような値動きをしていくのか予想を立てて取引しなくてはなりません。
外為市場では動きやすい時間帯とそうでない時間帯があります。
例えば指数が発表されるタイミングです。特に重要な指数では短時間に大きな値動きを形成することがあります。指数の発表時間はスケジュールで決められていますので、その時間を狙って取引をすれば効率的に利益を狙えるでしょう。
また、株式市場と連動して動くこともあります。特に円絡みの通貨ペアは東京市場、米ドル絡みの通貨ペアはニューヨークタイムに動きが活発になります。
市場で主役となっている通貨が何なのかを見極めることも大切です。複数の通貨ペアを監視するのも良いでしょう。例えばユーロ円とユーロドルを見るとき、複数の通貨間の間でわずかにひずみが発生することがあるのです。
小さな値動きを狙って取引をする人ほど、ひずみを見つけて取引することが利益につながります。
FXをやるならドルの相場も要チェック
世界の為替の取引量で一番なのがユーロ/米ドルです。世界の流通量のおおよそ4分の1がこの通貨ペアです。しかし日本人にとっては円ではない通貨で取引をすると、価格が高いのか低いのか見極めることが難しい場合があります。
特に初心者の場合は円絡みの通貨ペアのほうがわかりやすく良いでしょう。
そこで重要なのがドル円の値動きです。ドル円自体も世界の流通量の2割弱を占めており、メジャーな通貨ペアです。円高になればユーロ円、ポンド円、豪ドル円などほかの「クロス円」と呼ばれる通貨でも円高になっていきます。
もしクロス円に値動きがない場合、それは米ドル安として判断できるでしょう。1つの通貨ペアだけを見ていてはどちらの価格が高くなったのか、低くなったのかを判断することが難しいでしょう。
しかし複数の通貨ペアを監視することによって、どの通貨の価格が動いているのか判断することができます。
価格が一方的に上がり続けたり下がり続けたりする通貨はありません。いつかは値動きが止まり、その反動によって戻すタイミングがやってきます。
大きな波に乗れるように、大きく動いているときこそ慎重な判断が大切です。