2018/08/15
相場は各国の経済状況や世界情勢などによって上昇したり下降したりを繰り返していますが、実は経済状況や世界情勢だけが相場を動かしているわけではありません。
相場はチャート上に現れる形状などによって上昇したり下降したりを繰り返しています。
相場の中でも特に重要とされているのが水平線になります。まず水平線ですがチャートを確認してもらうと、何度も同じ場所で反発していることが分かるかと思います。この部分には水平線が引けますが、上値を抑えるラインがレジスタンスライン、下値を支えるラインがサポートラインと呼びます。
例えばドル円が100円のレジスタンスラインを境に上に上がれないとします。しかし、いつかはレジスタンスラインを越えてきます。
すると今度はその100円のレジスタンスラインが安値を支えるサポートラインに変わります。これをレジサポ転換などと呼び多くのトレーダーが参考にして取引をします。
そして、レジスタンスラインを抜けると次のレジスタンスラインを目指す性質があり、この原理を理解するだけでも、今の相場がどこの価格帯で動いているのか把握できて、FXはもちろんCFDなどでも応用できるようになります。
FXやトレードに相場の情報をどう活かすか
トレーダーの中には水平線だけで勝率70%を超えるトレードを実現している方もいますが、水平線を引いてトレードしろと言われても初心者はどう活用すれば良いのか分からないでしょう。
まずFXでは月足から1分足までありますが、すべての時間軸に水平線を引くことができます。
例えば日足がレジスタンスラインを抜けてしばらく経過して次のレジスタンスラインを目指していることが分かれば、今は次のレジスタンスラインまでは上昇を狙いたいです。
しかし、どのタイミングで注文を入れれば良いのか、それは日足よりも下の時間足を見る事です。
例えば1時足の最も近いレジスタンスラインを抜けたとき、もしくは抜けたレジスタンスラインがサポートラインに転換した時に買いの注文を入れましょう。
そして利益確定は1時間足の次のレジスタンスまで、ロスカットは最も近いサポートラインを下に抜けたら、というように水平線を基準としたトレード手法の構築ができます。
また通貨ペアの相関関係も重要で、例えばドル円が上昇、ユーロ円も上昇、ユーロドルが下降の場合にはドルは円よりも強く、ユーロも円よりも強い、そして円よりも強いドルとユーロは下降という事はユーロよりも強いことが分かりますので力関係は1位がドル、2位がユーロ、3位が円となりドル円の上昇率が最も高いことが分かります。
この相関関係も相場の本質を理解する上では重要なので参考にしてください。